「全てにおいて青森山田が上回っていた」
大津の10番森田と青森山田の10番松木が競り合う。写真:徳原隆元
青森山田の優勝で幕を閉じた第100回全国高校サッカー選手権大会。チーム史上初の選手権決勝進出を果たした大津は、決勝で青森山田の前にシュート0と沈黙し、0-4の完敗を喫した。
大津のキャプテンであり、10番を背負ったMF森田大智は高い技術レベルと視野の広さを駆使して、ボランチの位置からあらゆる場所に顔を出してはボールを集約。相手に奪われない巧みなボールキープと、相手の逆を取るアイデア満載のパスを駆使し、今大会の主役のひとりとして躍動した。
初のベスト4進出、準決勝の不戦勝、そして決勝の大敗。歴史を塗り替えた喜びと、難しい状況下で行なわれた決勝など、今大会をどう捉え、何を感じたのか。インタビューを行ない、振り返ってもらった。
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「大津として初のベスト8の壁を破り、新国立でプレーできたことは嬉しかったのですが、正直、準決勝を戦いたかった。もちろん一番ショックなのは関東第一の選手、スタッフ、関係者の人たちであることは間違いありません。僕らも1試合でも多くやりたかったのが本音です。なので、決勝に向けて気持ちを切り替えるのは難しかったのですが、平岡総監督、山城監督が僕らのことを気遣ってくれて、いろいろお話もしてくださいましたし、僕らも選手だけでミーティングをしました」
関東第一の思いも背負って、決勝戦の試合前の集合写真では大津と関東一のタオルを掲げて敬意を表した。だが、待っていた決勝はあまりにも厳しい現実だった。
「決勝では負けて力の差を感じました。全てにおいて青森山田が上回っていた」
決勝の青森山田戦、森田は前橋育英との準々決勝で負傷した影響もあり、コンディションは万全ではなかった。それでも「相手のダブルボランチと真っ向勝負をして来い」と背中を押してくれた平岡和徳総監督と山城朋大監督の期待に応えるべく、スタートから薬師田澪とのコンビで、相手の松木玖生と宇野禅斗のダブルボランチに挑んだ。しかし、ふたりの圧力、青森山田としての圧力は想像の上を行っていた。
夏のフェスティバルで対戦「次に戦ったらいけるな」と思っていたが…
「自分がボールを持ったら壁が目の前にあるイメージでした。松木選手はボランチなのに点も取れて、同じキャプテンだけどプレーと声、雰囲気と全てを使って本当の意味でチームを引っ張っていた。宇野選手はボールを持つと必ず寄せてきてすごく嫌でした。セカンドボールを必ず回収されるし、落ちてボールを受けて前を向こうとしたら宇野選手がいる。FWとサイドハーフの間は抜け出しても彼が必ず来るので、そこから前に行けなかった。どこにでもいるなと思った」
チームの心臓であるダブルボランチが圧倒されたことで、チーム全体も後ろ向きになってしまった。
「一人ひとりがチームとしてボールを受けることに積極的になれなくて、パスコースが減って、ボールが回らなかった。個人的にはボールを持って近くには出せるけど、広い方に出せなかったり、縦パスを出せなかったり。夏に和倉ユースで対戦をしていて、チームとしても個人としても『次に戦ったらいけるな』と思っている中で試合に入ったのですが、入りからセットプレーがずっと続いてひっくり返せなかった」
CKが重なった時、森田は本能的に「0-0で前半を折り返したいけど、このままではいつかはやられる」と思ったという。それは9本目で現実のものとなり、青森山田のCB丸山大和に痛恨の先制ヘッドを叩き込まれると、前半のうちに2点のリードを広げられてしまった。後半も2点を追加され、0-4の敗戦。森田の高校サッカーは幕を閉じた。
「これまでの相手とは全然違いました。プレミアWESTでレベルの高い相手とはずっと対戦してきましたが、Jクラブユースのチームは綺麗につないで、最後に手間をかけてくるので対応することができた。でも、青森山田は休まずに分厚い攻撃が来るので、だんだん耐えられなくなって、綻びが出て来たんです。サガン鳥栖U-18、サンフレッチェ広島ユースも相当レベルが高いチームでしたが、青森山田はボールに対する執着心やゴールへの迫力、パワーが全然違った。決勝で0-4というのはあまりないので、悔しいという気持ちしかない。シュートゼロはそこまで押さえ込まれると思っていなかったし、勝てると思って準備して試合に臨んだので。次は大学やプロでリベンジしたい」
「4年後にプロになる思いが一層強くなった。自信を持っていた技術をもっともっと磨きたいし、課題であるフィジカルがつけば…」
森田は卒業後、関東大学サッカーリーグの強豪・早稲田大に進学をする。当初はJ1のクラブからの練習参加の打診もあったが、春先に怪我をしたことで自分を見つめ直した。技術面では自信があったが、フィジカル面で不安が生まれてきたという。その中で早稲田大は熱心に誘ってくれたことで、4年間大学サッカーで課題と長所に向き合って、その後にプロに進む決意を固めた。
「正直、決勝では松木選手と宇野選手に対して、自信がなくてちょっと逃げていた部分がありました。その一番の理由は力の差。ふたりとも高卒でプロに行くので、4年後に同じ舞台で戦わないといけない。あの決勝を経験したことで、4年後にプロになる思いが一層強くなりました。自信を持っていた技術をもっともっと磨きたいし、課題であるフィジカルがつけば、ふたりを追い越せると思っています」
これまで土肥洋一、巻誠一郎、植田直通と3人のワールドカップ戦士を世に送り出し、大学経由では谷口彰悟が現在、A代表に入っている。偉大な先輩たちの背中を追いかけ、森田は自分が決めた未来像に向かって走り出した。
取材・文●安藤隆人
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