「高校サッカーの指導者にプロは無理でしょ」批判も…J2首位独走、“青森山田高の名将”黒田剛監督は昨季15位の町田をどう変えた? 本人に聞く
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J2で首位を独走するFC町田ゼルビア、黒田剛監督(53歳)のインタビュー。“高校サッカーの名将”は、昨季15位だったチームをどうやって変えたのか? 本人に聞いた。【全3回の1回目/#2、#3へ】


◆◆◆

 

「高校サッカーの指導者に何ができるのか」の声


 昨季J2で15位に沈んだFC町田ゼルビア。今季は青森山田高を全国屈指の強豪に育てた黒田剛監督を指揮官に迎え、悲願のJ1初昇格に向けて順調に歩みを進めている。

 

 9月3日の敵地でのザスパクサツ群馬戦はスコアレドローに終わったものの、33節を終えて勝ち点67。1試合消化が少ないにもかかわらず、2位ジュビロ磐田に勝ち点9差をつけ首位を快走している。

 

 町田は昨年12月、親会社の大手IT企業サイバーエージェント社長の藤田晋氏が、クラブの社長兼CEOに就任。オーナー自らが経営に乗り出し黒田監督を招聘したほか、オフには大型補強を敢行し、J1昇格に向け本気になったと話題を呼んだ。

 

 監督として臨んだ直近6年間の高校選手権で優勝3回、準優勝2回と黒田監督は高校サッカーで圧倒的な成績を残してきた。一方で、シーズン開幕前はプロ指導者への転向について「プロとアマチュアは違う」「高校サッカーの指導者に何ができるのか」と懐疑的な見方も少なくなかった。しかし蓋を開けてみれば町田は4節で首位に立ち、10節以降は一度も首位を明け渡すことなく、ここまで戦ってきた。

 

「このままじゃダメだ…」「最終目標は勝ち点90」


 黒田監督はいったい町田をどう変えたのか?

 

「じつは自分のなかでは手応えは全くありません。手応えを感じてはいけない、このままじゃダメだという自分への戒めの気持ちだけですね。チーム組織というのは納得感を持った瞬間に停滞するもので、いまは寝ても覚めても、次の試合でどう勝ち点3を取るかばかり考えています。あえていうなら(私自身の)敗戦に対する危機感が人一倍強いことが、町田と他クラブとの若干の差になっているのかもしれません」

 

 昨季J2で優勝した新潟の年間勝ち点は84だった。そこから黒田監督は今季の目標勝ち点を90に定め、シーズンの3分の2にあたる28試合を終えたところで勝ち点を60まで積み重ねてきた。

 

「数字だけを見れば、順調といえるかもしれません。我々は7試合を1タームと考え、勝ち点15を取ることを目標にしてきました。ちょうど第4ターム28試合を終えて60まできました。ただ、最終的には勝ち点を90に乗せるのが目標。そこを見据えるとシビアな問題も見えてきます。27節の千葉戦では3失点で敗れ、最近は失点の増加が気になります。累積警告や体調不良者、ケガ人も出ています。もちろん冷静に考えれば、優勝ライン、2位以内の自動昇格ラインはもう少し下がると思うんですけどね」

 

「昨季の50失点すべてをチェックした」


 青森山田時代は、インターハイ、高円宮U-18プレミアリーグ、高校選手権とすべてのタイトルを狙い、緊張感のある負けられない戦いを続けてきた。そんな黒田監督だけに、J2という42試合のリーグ戦においても1つの失点、1つの敗戦へのこだわりが強い。

 

「許していい失点なんて1つもないですし、もちろん負けていい試合もないですから。選手にはいつも、“悲劇感”を持ち続けろ、と言っています。私自身、毎試合負けたことを想像しながら、そうならないための準備を徹底しています。根っからの負けず嫌いで、(負ければ終わりの)高校年代のチームを長く率いてきたこともあり、1つの負けや引き分けに対しても能天気ではいられない性分なんですよ」

 

 町田は昨季42試合で50失点(得点は51)を喫しているが、黒田監督は就任前にそのすべての失点を映像で確認したという。なかには「高校生でもあり得ないような無駄な失点も少なくなかった」。しかし、キャンプから守備コンセプトや原理原則を徹底的に落とし込んだことで、プレシーズンではJ1勢とのテストマッチに6戦全勝(非公開も含む)。J2でも開幕から7戦負けなし(6勝1分け)、その間の失点はわずか1とスタートダッシュに成功した。

 

『プロだし、言われなくても分かっている』


「守備は原理原則をきっちりさせることで、ある程度は防げるものです」

 

 難しいのはそうしたコンセプトの徹底を継続することだ。2月~11月という長いシーズンを戦うなかでは緩みが出てくることも否めない。町田は32試合で26失点とリーグ2位の数字を残しているが、黒田監督はここへ来て「(守備は)悪い習慣が出てきている」と眉をひそめる。

「日々の練習で相当厳しく追及していますが、プロだからこそ基本の徹底が疎かになることもあると感じています。極論をいえば、高校生と比較しても、プロ選手には『オレはプロだし、言われなくてもわかっている』という根拠のないプライドが芽生えてしまっている場合があるというか。

 

 本当に強いチームというのは簡単には芯がブレないものです。しかし、途中で息切れするというのは、基本が真のスタンダードになっていないということです。そうしたマインドを変えることは簡単ではありません。残りのシーズンに向けてもう一度、第1タームのような“悲劇感”を持って練習から実践していこうと選手たちに伝えているところです」

 

「目の敵にされているのは感じます」


 元々、黒田監督は高校サッカーの指導者として30年間近く、充実した日々を送っていたため、プロの指導者への興味があったわけではない。それでも21年度に松木玖生(FC東京)や宇野禅斗(町田ゼルビア)らを擁し、インターハイ、高円宮杯U-18プレミアリーグ(EAST)、高校選手権と3冠を達成。全てのタイトルを奪った後のモチベーション維持が難しくなり、そんなタイミングでの町田からのオファーにプロ転向を決めたと振り返る。

 

 これまでJリーグの監督は元プロ選手が務めるという流れが一般的だっただけに、就任時にはやっかみめいた声が少なくなかったのも事実である。

 

「いくら高校サッカーで結果を出したからといって『プロでは無理でしょ』と思っている方がいるのは理解しています。プロで長く監督をやられてきた方にしたらプライドもあるでしょうし、(プロ指導者)1年目の私に負けられないという思いもあるでしょう。ただ、町田も様々な批判があるなかで覚悟を持ってオファーをしてくれたわけで、私も逆風のなか請われて就任した以上、やるからには絶対的な爪痕を残したい。

 

 高校サッカー界にも将来プロの指導者を目指している人がいるなか、私が成功例となることで後輩への道を作ることができるかもしれません。町田がJ2の首位に立っているいま、就任時以上に周囲から目の敵にされているのは感じますが、それでリーグが盛り上がるならいいじゃないですか」

 

パワーポイントで資料を自ら作る


 異色なキャリアゆえに、メディアに取り上げられる機会も多い。勝ち点や失点数(年間30以下)の数値目標を明確にし、短期、中期、長期とターゲットをはっきりと提示する――チームを率いる様はビジネスマンのようだ。だが、そのスタイルは誰かの模倣ではなく、教員として青森山田を長年率いてきたなかで徐々にでき上がってきた。

 

 そして、黒田流マネジメントの1つの特徴はミーティングにある。

 

「ミーティングで何かを言ったところで、トレーニングで即実践されなければ全く意味はありません。なので、どんなタイミングで、どんな言葉をかければ、選手に一番響くかは意識しています。私自身、それが指導者やリーダーにとって最も大事なスキルだと考えていますので」

 

 たとえば週1度の試合が日曜開催の場合、翌月曜日が軽めのダウンで、火曜日がオフ。水曜日が次の試合に向けてのスタートとなる。その練習前、朝9時から黒田監督が20分程度話すことが恒例となっている。

 

 黒田監督は担当スタッフ2人とともにほぼ休日返上でミーティングで見せる“反省ビデオ”の作成に携わる。さらに試合前の資料も自らパワーポイントで用意しているという。


「週最初のミーティングでは前の試合の映像を見ながら、反省をとことんやります。ダウンと休みの1.5日分を使って、試合で反省すべき7、8シーンをピックアップしたビデオを作り、それを見せてレクチャーします。

 

 言うべきことは事前に箇条書きにしてまとめています。パワーポイントの資料を作るため、自宅のテーブルの上にはいつもパソコンが置きっ放し。ただ、パソコンと向き合ったからといって言葉は突然出てくるわけでもないですし、何かのタイミングで閃けばその都度メモしています。電車に乗れば常にチラシや広告に目をやりますし、どこかに人に響く言葉やキャッチフレーズがないかを探すのはもはや習慣として染みついていますね」

 

 負けず嫌いの性格が強いせいか、思ったことを言わないと気が済まず、ミーティングの時間がやや長くなることもある。ただ、そんな熱のこもったミーティングが、選手の戦う気持ちを引き出しているのだ。

 

「選手のストレスに多少なってしまっても言わなければいけないことは我慢せずに言わせてもらっています。言い忘れや言い損ねで、後悔するのだけは嫌ですから。そこに対しては、まったく遠慮や妥協はありません」

 

 当初、黒田監督自身、高校サッカーで培ってきたものがプロでどれだけ通用するかは不安もあったという。だが、ここまでの結果でそれを覆し、黒田監督の言葉も説得力を増している。

 

<「禁断の移籍、ロングスロー、時間稼ぎ……」“賛否の声”を黒田監督はどう感じているのか? 続きで聞いていく>

 

《続く》

 

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