「選手はアーティストだから」高校スポーツ界に一石を投じる専大松戸のポリシーと野村太祐監督の言葉
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専大松戸を率いる野村太祐監督

 

 関東高校サッカー大会千葉予選の決勝に進出した専大松戸だったが、第1代表をかけた決勝では日体大柏に0-4で敗れ準優勝。第2代表として関東大会に臨むことになった。

 

 専大松戸を率いる野村太祐監督は大会を「みんなで出られて、みんなで成長の機会を得られた。決勝は負けてしまったけど、これが選手たちの栄養になると思うので、今後練習で活かしていきたい」と振り返る。

 

 専大松戸は、決勝戦で驚く手を打った。準決勝から先発11人がゴッソリ入れ替わり、これまで出番の限られていた選手たちが起用されたのだ。

 

 そこには、野村監督なりの狙いと、専大松戸のポリシーがある。

 

 「トーナメントって流れがあって、いきなりメンバーを入れ替えたりはできないから、どうしても出場時間が少ない選手が出てきてしまう。僕らが一番大事にしているのは、みんなで成長していくこと。他のチームからすればベストメンバーじゃないと思われるかもしれないけど、僕らにとってはサブとかはないし、これが今日のベストだった」

 

 決勝戦は準決勝から中1日と短いスパンで行われた。準決勝で出場した選手は当然疲労を引きずっていただろう。準決勝を突破した時点で、チームはすでに関東大会への出場権は獲得していたこともあり、それなら決勝という大舞台を「育成」という面で最大限に活用しようというのが野村監督の狙いだった。

 

 もっとも勝負を捨てていたわけではない。

 

 「フレッシュな選手のほうが質が高まると思った。頭の創造性もあるし、みんなで考えてやろうと。技術的なところで少し足りなかったけど、思い切ってやってくれた。この経験がチームのプラスになってくれるはず」

 

 指揮官は「もちろんサッカーって勝ち負けがあるスポーツだから、そこは忘れていませんけど、僕らはなにより年間を通じてどれだけ質を上げていけるかを大事にしているので」と強調する。

 

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