高校サッカー選手権“出場組”「プロ入り期待タレント」ランキング 伸びしろ十分の10人を厳選
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選手権に出場した3年生の中から、今後のプロ入り期待の10人を独自選出

 

「プロ入り期待タレント」10人をランキングで紹介【写真:Getty Images & 小林 靖 & Football ZONE web】

 

 青森山田(青森)の3大会ぶり3回目の優勝で幕を閉じた高校サッカー選手権・第100回大会では、Jクラブ加入内定のタレントが多数出場。一方で、今後のプロ入りが期待される選手たちも名を連ねた。ここでは、選手権“出場組”の3年生の中から独自に選出した「プロ入り期待タレント」10人をランキング形式で紹介する。

 

【10位】 徳若碧都(高川学園/GK/3年)
大会成績:5試合9失点

 

今大会では187センチの高さを生かしたハイボール処理と、セービングの巧さが光った。シュートコースやバウンドの変化への対応力が高く、総合力の高い守護神としてさらなる飛躍が期待できる1人だろう。

 

【9位】 石川己純(阪南大高/FW/3年)
大会成績:3試合3得点

得点王に輝いたFW鈴木章斗(湘南ベルマーレ加入内定)の影に隠れがちだが、ポジショニングの妙、セカンドボールへの反応、スペースに潜り込む力があることを証明。巧みなオフ・ザ・ボールの動きがあったからこそ、鈴木もゴールを奪うことができたと言える。オン・ザ・ボールでのプレーの質も高く、今後が非常に楽しみな存在だ。

 

【8位】 島野怜(仙台育英/MF/3年)
大会成績:2試合0得点

 

182センチの高さを持つボランチはキックの精度が高いうえに、ボール奪取力にも優れる。粗削りな印象は否めないが、身体能力やキックの威力、風格を考えると伸びしろ十分のタレントだろう。大学4年間で戦術理解度を含め、どこまで個を磨けるかがポイントとなりそうだ。

 

【7位】 三品直哉(帝京大可児/MF/3年)
大会成績:2試合1得点

 

右サイドを主戦場にしながらも、中央でのゲームメイクやラストパスも出せるマルチロール。ボールを扱う技術は高く、常に全体を見ながら仕掛けるポイント、逆にシンプルに叩くポイントを見極めてリズムを加味できる。フィジカル面をより強化できれば、大学サッカー界を代表する選手になれる可能性がある。

 

【6位】 渋谷諒太(流通経済大柏/MF/3年)
大会成績:1試合0得点

 

センターフォワード、トップ下、ボランチ、センターバックならどこでもこなせる頭脳派は、堅実なプレーと大胆なプレーを正確な判断のもとで使い分ける。キャプテンシーもずば抜けており、大学では技術だけでなく、そのリーダーシップにも磨きをかける。

 

静岡学園の実力者、怪我で40分のみのプレーだった大津DFが上位に

 

【5位】 藤森颯太(青森山田/MF/3年)
大会成績:5試合0得点

 

右サイドから勇猛果敢にドリブルを仕掛けてチャンスを作る一方で、非常に冷静で全体のバランスも見ることができるサイドアタッカー。右足のプレースキック、クロスの質はずば抜けて高く、大学ではビルドアップなどをさらに身につけることができれば、稀有なサイドアタッカーとして上のステージに行ける可能性を持っている。

 

【4位】 名須川真光(青森山田/FW/3年)
大会成績:5試合4得点

 

抜群のポストプレーを見せる一方で、一瞬のスピードや多彩なシュートセンスも併せ持つ万能型ストライカー。大学ではポストワークに磨きをかけつつ、より個で打開できるストライカーになってくれることを期待したい。

 

【3位】 川畑優翔(流通経済大柏/FW/3年)
大会成績:1試合0得点

 

今大会でチームはまさかの初戦敗退を喫してしまったが、FWから両サイドハーフ、トップ下、ボランチと攻撃的なポジションならどこでもできる能力は非常に高い。ボールを持ってからのアクションの多彩さはもちろん、フリーランニングでもチームに流動性をもたらせる。今後は流通経済大でその技を磨く。

 

【2位】 小泉龍之介(静岡学園/MF/3年)
大会成績:4試合3得点

 

ボランチコンビを組んだMF玄理吾(徳島ヴォルティス加入内定)に注目が集まったが、小泉もまた負けず劣らずの実力者だ。攻撃のチャンスを常に狙い続け、ボールを受ける前からイメージが出来上がっている。ワンタッチプレー、ボールを収めてからの技術も巧みで、十分プロでもやっていける力を持っている。ボランチからトップ下と幅広く絡めるのも魅力だ。

 

【1位】 日高華杜(大津/DF/3年)
大会成績:1試合0得点

 

激しいアップダウンと切れ味の鋭い縦突破、カットインは迫力満点で凄まじい破壊力を持つ。自陣にいたと思いきや、気がつくとゴール前へ入り込んだり、ペナルティーエリア内までボールを運んでフィニッシュワークにも絡める。今大会は怪我で決勝戦のみの出場となり、プレー時間も40分に終わったが、プロでも通用するポテンシャルを秘めているだけに大学でさらなる飛躍をしてほしい。

 

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